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住民参加・協働支援コンサルタント (財)日本総合研究所 客員研究員
今
井
邦
人
平成22年
5月16日
参加・協働
参加・協働に
による
よる
自治
自治基本条例づくりの
基本条例づくりの
ポイントについて
ポイントについて
これまでに支援した自治基本条例づくり
1.多摩市自治基本条例
~東京都多摩市,平成12~16年,平成16年8月施行
2.久喜市自治基本条例
~埼玉県久喜市,平成14~16年,平成17年3月施行
3.平塚市自治基本条例
~神奈川県平塚市,平成16~18年,平成18年10月施行
5.米子市民自治基本条例
※部分的支援~鳥取県米子市,平成20年~,策定中(22年4月に素案提出)
4.流山市自治基本条例
~千葉県流山市,平成17~21年,平成21年4月施行
6.小田原市自治基本条例
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自治基本条例づくりの支援内容
~各地の皆さんの取り組みのファシリテーション
2.協働による検討過程の組み立て・工夫を提案する
3.論点を整理し、検討テーマを提案する
6.みんなの力を引き出し、全体の推進力にする
4.現場の生の状況に対応して進め方を修正する
5.今、次、いない人のために資料や記録を整理する
1.中立的な立場で話し合いの進行をつかさどる
(伴走支援)
1.
3
2.
2.久喜市自治基本条例
久喜市自治基本条例
4
4.流山市自治基本条例
4.流山市自治基本条例
流山市自治基本条例の検討過程の特色
1)条例検討の活動に加え、公募市民委員の主体的・
積極的な自治推進運動を実施「自治始めます。」
→市への提言後も、最後まで市民へのPR活動を継続2)徹底した市民との対話・PI(対話集会)の実施と
市民意見の読み込み(のべ3,400人,7,000意見)
→公募市民の代表性の課題を克服(代弁性)3)策定調整会議における政策形成過程での協働
→住民と行政の開放的・水平的議論を通じた5
流山市のいま
~人のつながり・行動が変わる。自治基本条例づくりは“まちづくり”
PI活動での出会いが、新たな市民活動のきっかけとなった例
(北部公民館指定管理者・NPO法人コミュネット流山)
◇行政:職員研修(検討前から4回目)、実効性確保の年次計画
市民参加条例の検討
◇議会:議会改革の推進中(議会基本条例が同時施行)
「ホタルの学校」(子どもの合宿)
5.
6
米子市の自治基本条例づくりの検討過程の特色
1)市民の思いを反映する工夫(二段階方式)
①より多くの人々の声をもとに市民語で“趣旨”をまとめる ②趣旨をもとに条例素案づくり
2)つながろう米子市民自治運動(PI)
・検討委員会委員・全員がワークショップの進行役・ワークショップで生の意見をその場で生け捕り・活け作り ・多様な立場の人々とのコミュニケーション
(自治会、NPO、高校生、企業、職能団体、議員、等々)
3)柔らかく、楽しく条例づくりをPR
・「よなご市民自治まつり」シンポジウムをお祭り仕立てに ・パレードでご当地キャラ(ネギ太とネギ子)とPR活動
6.小田原市
6.小田原市自治基本条例
自治基本条例
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小田原市の条例づくりでやろうとしていること
1)みんなの思いをより確かに反映する(新二段階方式)
①オープンスクエアの意見を検討委員会で読み込み、市民の言葉で「骨子案」をまとめる
②「骨子案」をもとに市民と市職員が一緒に条文案をつくる
2)徹底したワークショップで生産性を高める
・市民はもちろん、議員、市職員とも水平的関係で交流 ・検討委員会のワークショップで、オープンスクエアの意見から「条例案」につながる素材を抽出する
3)実質的な市民・議会・行政の連携・協力を目指す
・市民、議員、市職員が、それぞれの持ち味を活かし合う検討過程に(各主体がこれからのあり方を考える)